6月11日(水)
今日はとうとう『マチュピチュ』へ行く日です!
4:00起床。昨日までの頭痛は何処へやら、結構元気です。5:00朝食。朝から食欲もバッチリ。
この日一番悩んだのが「着て行く服」。まず朝のクスコは夜同様非常に寒い!でも天気が良ければマチュピチュは暑いだろうし、山道登るから荷物は軽くしたいし、肩凝るからリュックの中身も軽くしたいし…云々、と非常に悩みました。結局すぐバスに乗るので、半袖のTシャツにパーカー、その上に朝だけウィンドブレーカー(雨合羽も兼ねて)、UV対策の薄手のマフラー、手持ちで夜クスコに戻って来たとき用にフリースとリュックの中にダウンのベスト。パスポート他貴重品は出発からずっと愛用のヒップバックに入れて行くことにしました。でもガイドのカルロスさんすごく重装備に見える…やっぱり寒いのかしら???などと多少の不安も抱えつつ5:50バスは出発。
クスコからマチュピチュへ行く一番メジャーなルートは、クスコから列車に乗って行くコースですが、今回私たちはバスで山を越え「オリャンタイタンボ」という町へ行き、そこから列車に乗りました。前はクスコから列車に乗っていたそうですが、これだと早朝出発は同じですが、帰ってくるのが21時くらいになってしまうのだそうです。今回のようにバスを使うと帰りは19時頃、ツアーを重ねるごとに色々改良されているのが分かります。
クスコからオリャンタイタンボまでバスで約1時間半の道のりです。早朝なのできれいな朝焼けが見えました。
バスは標高4000まで上がります。窓から見えるのはジャガイモ畑とアンデス山脈。晴れていればアンデスがもっときれいに見えたのに~。ちょっと残念。
しばらく走るとやがて麓の町が見えて来ました。『オリャンタイタンボ』です。
『オリャンタイタンボ』の町に入ると道がかなりガタついてきました。山道もたまに「ガタッ」っときましたが、町に入ってからは凄い!「ガタッ」なんてもんじゃあなく、ずっと「ガタッ」「ガタッ」!です。クスコと同じように石畳なので、基本的にバスが走るように出来てないと思われます。又駅に近づくにつれ道が細い!なんとか駐車場まで到着。時間も間に合ったようです。
外は小雨が降っていましたが、傘を差す程ではありません(持ってきていないし)カルロスさんに付いて駅に向かいました。ここは国境?と言わんばかりの金網があり、そこを通り過ぎた所が駅です。ちっとも駅っぽくない駅でした。売り子ちゃんはここにも沢山いました。添乗員さんから切符を受け取り、列車と車両を確かめて乗り込みます。
ここ『オリャンタイタンボ』からマチュピチュの麓『アグアスカリエンテス』まで「ペルー・レイル」という列車で45km.の旅です。「ペルー・レイル」は、かの「オリエンタル・エキスプレス」の会社がマチュピチュ観光の為に路線として買い取ったそうで、地球上で2番目に高い場所を走る列車として、又世界で最も美しい車窓からの景色を楽しめる列車としても有名です。なので制服もとてもおしゃれ!
列車にもクラスがあります
☆ハイラム・ビンガム
この豪華な列車はクスコとマチュピチュの間を走ります。この列車には、車内でいただく食事やワイン、遺跡を巡るガイド、バス移動、遺跡の入場料、マチュピチュ・サンクチュアリー・ロッジでのアフタヌーン・ティーが含まれています。
☆ビスタドーム
この壮観な車両には、パノラマ・ウィンドウがあるので、風光明媚な眺めを楽しめ、素晴らしいペルーの景色の一部になったような感覚が楽しめます。ビスタドームは、マチュピチュを訪れるための最短方法で、ハイラム・ビンガムの次に快適です。 軽食とホット/アイスの飲み物が含まれています。
☆バックパッカー
バックパッカー車両は、シンプルかつ快適で安全を望む冒険好きの方のための車両です。座席はインディオの織物で覆われており、地元の趣で演出されています。サービスには軽食も含まれており、バックパックの収納場所もあります。
私たちの乗った車両は『ビスタドーム』です。乗り心地の良さに感激しつつ、食物や飲み物まで出てきたので更にびっくりしていました。けっこう美味しかった!
軽食はこんな箱に入って出てきます。箱の蓋にドライフラワーが付けてあるところなんか、おしゃれですね。
ペルーレイルはあっという間に(気分的には)到着です。まだ遺跡は見えませんが、周りの山並みは明らかにマチュピチュを思い起こさせるものでした。いよいよ来たぞ~!!!!
おや?いつの間にかカルロスさんTシャツ1枚になってる!朝とは大違いで快晴、厚着では確かに暑いかも…。
私たちが乗ってきた「ペルーレイル」も忘れずに撮って…。
駅を出るとすぐ出店が沢山並んでいました。でも買い物は帰りまでお預け。誘惑を跳ね除け、なるべく見ないようにして通りぬけます
。橋を渡って道路の向こう側に出て下へ降りると、乗り合いバスが沢山止まっていました。ここからはこの乗り合いバスで山の上へ上ります。
『アグアスカリエンテス』は標高2000メートルで、2400メートルの『マチュピチュ』まで通称『ペルーのいろは坂』(と添乗員さんが言っていた)をバスで進みます。今までの貸し切りバスと違い乗り合いバスなので、当然他のお客さんも乗ってきます。それにしてもガードレールもない細い砂利道をよく運転できるなぁ…。
と思っていたらいきなり音楽が鳴り出し演奏が始まりました。レストランだけでなくなんと乗り合いバスでも演奏を聞かせてCDを売り歩くのです!でもこの曲がりくねった山道を走るバスの中でよく演奏できるものだ…。もちろんあまりのガタ道で写真は撮れません。
バスが進むにつれ、ワイナピチュと思われる山が近づいてきます。胸は高鳴るばかりです。すると山間に遺跡が見えるじゃあないですか!!気分は「キャー
!」ですよ。そうこうしていたら、バスは到着。『サンクチュアリロッジ』のすぐ横に止まりました。
バスを降りてまず、トイレと荷物を預ける説明を聞きます。トイレは有料で2ソル、荷物は5ソルでビニール袋をもらい、それに入る分だけ預けることが出来ます。
チケットを受け取っていよいよゲートを潜ります。カルロスさんの案内でまず見張り小屋のある上へ登りマチュピチュ全体を見て、その後門を入って遺跡の中を一通り回るそうです。
ゲートを潜って周りの山々を見回すとなんともいえない気持ちになります。
緑の岩山、真っ青な空、白い雲、初めて目にするコントラスト。今でも目に焼きついて離れません。
少し歩くとすぐに最初のポイントがあります。まだまだ下ですが、遺跡が見渡せる場所です。すごく狭い所の先にあるので順番に見なくてはならないのですが、憧れの『マチュピチュ』をとうとうこの目で見ることが出来ると思うと、いてもたってっもいられません。そして目に飛び込んできた景色…
言葉では表現出来ません…
さあ、さらに奥へと進んで行きます。
それにしても、物凄く急な石段だらけです!私は調子は悪くないのですが、やはり標高を考えてゆっくり上るよう心がけました。でもかなり急な石段なので、普通に上っても心臓の鼓動は早くなります。とにかく気をつけて一歩一歩登りました。それにしても皆さん元気だなぁ。
登って登って、そしてとうとう見ることが出来ました、マチュピチュの全景!写真やテレビでしか見たことのないアノ風景です!
私の夢が叶った瞬間でした…。何時間でもこの場所に座って眺めていたかった!
さて上からの景色を満喫したあとはいよいよ遺跡の中へ入ります。が、登った分おりなくてはなりません。のぼりが急なら下りも当然急です。
遺跡の後ろを振り返ると向こうの山に遠くてかすかですが道が見えました。これがインカ道です。
クスコからここマチュピチュまでずっと続いているのです。トレッキングコースもあり、途中からですが歩いてマチュピチュに入る人もいるようです。まあ、高山病になっているようじゃ無理だろうな…。
ここがインカ道の出口です。
それにしても最高の天気になりました。山なので突然雨が降ることもあるらしいのですが、この日は快晴!。本当は標高の高い場所は紫外線も地上より強いので、サングラスは必需品なのですが、どうしてもサングラスをする気にはなれませんでした。めがね越しでなく、自分のこの目でマチュピチュの景色を見たかったのです。
急な石段を下り、いよいよ太陽の門を潜ります。
ここからはカルロスさんの説明を聞きながら一つ一つ回っていきます。まず最初に目に入るのが石切り場です。
更に進むと『本神殿』
そのまま進み、石段を登った遺跡の中で一番高い所に『インティワタナ』があります。
「インティ」は太陽「ワタナ」はつなぐものという意味で、太陽信仰を表しているものらしいのですが、具体的は用途は分かっていないようです。ただ、ひし形になった部分が「東西南北」にぴったりと向いていると言う事で、「日時計であった」という説もあります。現在この周りにはロープが張ってあります。前は無かったのですが、数年前にスペインのテレビ局が撮影に来たとき、上から撮影しようとして持ち上げたカメラが落下し、遺跡に傷がついてしまったのだそうです。それ以後ロープが張られロープの外からしか見ることが出来なくなったとのこと。
ふと周りを見ると、座って絵を描いている人がいました。
遺跡を見ながら時折周りを見渡すと、険しい山々が目に飛び込んできます。遺跡だけ見ていると忘れてしまいますが、あらためて此処は山の奥深くだということを実感させられました。
その後又急な石段を下り、居住区へと入りました。
『コンドルの神殿』は神聖な儀式が行われた場所ではないかといわれています。
またコンドルの石の奥の部分からミイラがでてきたことからマチュピチュを世界に発表したハイラム・ビンガムはこの場所を牢屋だったと分析しました。 コンドルの神殿といわれているのは、下の柵の部分の手前側がコンドルの頭になっており、後ろの岩がコンドルの両翼になっているからです。コンドルのくちばしの部分には、また違った石が円形に作られています。 ですが、私は真っ青な空と神殿のコントラストに目を奪われ、肝心の柵の部分は写真を撮らずに終わってしまいました…。なってこった!
そのあと水汲み場を通りました。
インカの遺跡は山を400メートルほど登ったところにありますが、水はマチュピチュの正面にあるワイナピチュから流れてくる水といわれています。水汲み場は10以上あり、上の水ほど高貴な人が使っていたそうです。
『太陽の神殿』は塔 ( Torreon )とも呼ばれています。
中には入ることができませんが、美しい曲線を石で表現するというインカの石組みの技術を見ることができます。この下には陵墓と呼ばれるミイラを安置していたのではないかという場所があります。インカでは歴代の王のミイラがまるで生きているときのように扱われていたのは有名な話です。
名物?「リャマ」発見!
私も触りたかった~
そしてとうとう出口です…。名残惜しい…
「絶対又来よう!」と心に決め、遺跡を後にしました。
ゲートを出てサンクチュアリロッジへ向かうと、添乗員さんの姿が見えました。リタイア組と一緒に先にロッジの中へ入っていたようです。今日のランチは此処でバイキング。マチュピチュの目の前にあるホテルとして有名な『サンクチュアリロッジ』ですが、泊まるとかなりお高いそうです。でもワイナピチュに上るには此処か麓の『アグアスカリエンテス』に泊まるかしないと無理だとの事。ペルーだけを回るツアーだとこのロッジに泊まるようですが、料金も少し上がります。
さてランチはとてもおいしくよかったのですが、まあ元々少食なので、たいして食べてはいないかな?皆さんも結構疲れたみたいで、あまり食べてはいなかったようです。
食事を終えて先ほど預けた荷物を受け取り再び乗り合いバスに乗って麓へ戻ります。これでマチュピチュとも本当にお別れです。『グッバイボーイ』というのがいると聞いていたのですが、私たちは見ることが出来ませんでした。帰国後あるサイトによると、今の村長さんは子供が学校にも行かず仕事をやる事に反対と言う事で、今は見られないそうです。
麓にもどり、ここからはお買い物タイム!駅のそばに露天が密集している所があります。行きがけになるべく見ないようにして通ってきた場所です。あまりに沢山で目移りしますが、売っているものは何処も大差ありません。なるべく質の良い物と料金交渉がポイントです!私は無意味に何週も周ってしまいました。
アルパカの人形が欲しかったのですが、どれも可愛くない!!
再び「ペルーレイル」で『オリャンタイタンボ』までもどります。なんと帰りの列車の中では、乗務員さんによる「アルパカファッションショー」が開催されます。
まず「聖カルメン祭り」の装いをした人が登場
続いて男女のモデルさんが交互に、アルパカのセーターを着て通路を往復します。2人で何着も着替えて、往復するので早や変わりが大変そう!でも女の子がとっても可愛くて
、思わず「買いたい」なんて思ってしまったりして。(高くて買えません…)素晴らしく楽しいひと時でした。
さて駅に到着。来た時と同じバスで戻ります。が帰路は皆さん爆睡
。バスの中はとても静かです。ふと窓の外を見ると、一面の星空
。外に出てみられないのが残念なくらいです。さすが標高4000メートル、星空も半端ないですね。
それにしても道路は外灯もなく真っ暗…外灯ないのにどうやって走っているんだろう、このバス??
クスコに到着、ホテルへ戻る前に昨日行けなかった『十二角の石』を見に行きました。
『十二角の石』細い路地にありました。
正面からの写真ではないのでわかりづらいのですが、よく見ると一つ一つの石がちゃんと「十二角」になっているのです。
長い一日も終わり、ホテルへ戻って夕食です。今日は名物「ロモタルサード」日本人には非常に食べ安いと思いました。
明日はリマへ戻ります。
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