南米三大絶景の旅~8日目
6月13日(金)ツアー最終日
今日は『ナスカの地上絵』の観光です。地上絵はセスナに乗って上から見るのですが、管制塔がいつフライトを指示してくるか分からないので、早めに行かなくてはなりません。またお天気によっては飛ばない事もあるそうです。お天気といってもナスカは殆ど雨が降りません。影響するのは風でしょうか?今日のお天気は今のところ良いようです。
日も昇らない時間ですが、まず朝食。ただしこの後セスナに乗ることを考えて量は控えめが良いようです。朝食で面白い果物が出ていました。ガイドのダニエルさんに聞いたら『グラナディーヤ』というパッションフルーツの一種だそうです。
ここまで来て、私はあまり食べ物で冒険をしていない事に思いあたりました。もともと果物を食べない人なので、チャレンジとか以前の事なのですが、やはり日本では口に出来ない物は食べておくべきでしょう!と言う事で、今更ですが『グラナディーヤ』にチャレンジです。見た目は色の違う「柘榴」のようで、小さな緑色の粒一つ一つに種があります。食感は「柘榴」よりも柔らかいかな?甘酸っぱくてけっこうイケます。が、やはり種が多いので沢山食べた気にはならないですね。
昼食で又ホテルに戻ってくるので、カメラと貴重品だけ持って出発です。地上絵観光は2グループに分かれます。7:00ホテルを出発、まず最初のグループが飛行場で待機、残りは空港の近くにあるホテルで待機です。私は後のグループでした。
バスを降りると小さなお土産やさんがあったので、他の皆さんと早速入りました。しかしここはかなり小さいお店で、品物は色々ありましたが、質は今イチ。しかも3人いる定員さんのうち1人が全く言葉が通じず、言っている値段もマチマチでよく分かりません。一応買い物はしましたが、早々に出てしまいました。
お土産やさんの隣のホテルが待機場所です。なかなか小奇麗なところで、お茶が自由に飲める場所や、地上絵のDVDがロビーで見られるようになっていました。
そこにも小さな売店がありましたが、品物は此処のほうが断然質が良いです。値段も思ったほど高くはありませんでした。隣で購入したことをちょっと後悔…、やはりあせってはいけませんね。
早ければ7時過ぎと言っていたフライトですが、思ったよりも待ちが長かったようです。先発グループが今飛んだ、という連絡が途中で入りました。私たち後発グループがセスナの空港に向かったのは8:30を回っていたでしょうか。
空港では、先発グループの最後の人たちがまだ残っていました。空港内には他の観光者もたくさんいます。
皆それぞれセスナが飛ぶのを待っているのです。私の番はまだ来そうにありません。とりあえず空港の周りを散策することしました。といってもいつ呼ばれるか分からないので、あまり遠くには行けません。
空港の外は、地上絵のイメージ通り岩山と砂漠です。地上絵が発見されなければ、きっとこのあたりは何もなかったのでしょう。
どの方角に地上絵があるのか、どのくらい離れているのか検討もつきません。うーんドキドキしてきた…。
しばらくすると、先に飛んだ人たちが少しずつ戻ってきました。後発グループの人たちが挙って話しを聞きに行きます。人によっては良く見えたとか、見えないとか、意見は様々です。
並んで待っているわけでもなく、私たちのツアー客だけでもないので、どのタイミング呼ばれるのか全くわかりません。とにかくひたすら待ちます。そしてやっと私たちの番です。
セスナは3人乗りと5人乗りがあり、私たちは5人乗りでした。1組が夫婦・1組が友人同士だったということはあまり関係ないのですが、その4人が後ろの座席、私は前、つまりパイロットの横です。
なぜあまり関係ないかといいますと、誘導する人にそれを伝えている訳ではないからです。別のグループの方は2組の夫婦で、違う組み合わせで乗せられたといっていました。でも雰囲気とか年齢とか、顔見て決めているなという感はあります。以前セスナが墜落して、フランス人観光客が亡くなったそうで、その原因はパニックに陥ったお客がパイロットにしがみついて運転が出来なくなった事だとか?(本当かどうか分かりませんが)顔見て私が1番安全そうだと思ったのかしら?実は私のグループには「パニックになるならこの人でしょう!」と友人が言っていた人がいたのです…
まず滑走路に出る前に、簡単な手荷物検査を受けます。その後誘導の人に着いてセスナまで行き、一人ずつ順番にセスナに乗せて貰います。
私は1番最後でした。セスナは結構乗りづらく、やっと乗ったと思ったらそこはパイロットの席で、「Are you Pilot ? 」と笑われてしまいました…
。つまり奥の席に行けということね…。でも思った以上に機内は狭く、下手に動くと計器に触ってしまいそうで、座るのに結構苦労しました。
安全ベルトを締めてもらい、カメラと1ドルチップを準備してパイロットさんを待ちます。
しばらくするとパイロットさんが乗り込んで来ました。とても陽気なパイロットさんです。地図を持っているかと聞かれ、その地図を見ながらどういう順番で行くか説明してくれました。そしていよいよ9:10 Take off!
セスナは思ったよりも遠くへ飛んで行きました。こんなに離れていたのですね…。フライト時間は約15分、先ほど説明されたマップを確認しながら窓の外を眺めます。
離陸してすぐ後悔したのが、帽子をかぶってこなかったことです。一番前はものすごく日光を浴びます!日に焼けてしまうぅ~
。
さいしょに見えたのは『くじら』です。これははっきり見えました。
セスナはまず右そして左と傾いてくれます。気前のいいパイロットさんは、地上絵が見えないと何回も旋回してくれるので、良いところで止めないと酔ってしまいます。私たちのパイロットさんもサービス精神旺盛の人だったので、私たち5人で「OK!OK!」と必死で叫ばないと、何回も旋回してくれます。通常「右・左」のところ「右・左・右」といった具合にです。
これは「宇宙人」山の側面です。
右上に「サル」尻尾が渦巻いているのが見えます
真ん中あたりに「蜘蛛」かなり小さいです。メインの絵以外にも線が沢山見られます。
場所によってなのか、左しか傾けない絵が一つだけあります。私は、添乗員さんの「右も左も欲張ると絶対に酔う」というアドバイスを守って、右だけを見ていたのですが、パイロットさんが一生懸命私の肩をたたいて左を指すので、見ない訳には行きません…。実は香水が苦手な私は、パイロットさんのコロンに酔ってしまったようで、離陸してけっこう直ぐの時点で「やばいかも」という状態だったのです。とはいえ、せっかく来たのです、見るだけ見て、撮るだけ撮らなくては!!
一番前の席はセスナの羽が邪魔で、あまり上手には撮れませんでした。写真を撮るのなら後ろの席が良いようです。
無事セスナは空港に着陸です。おまけの話しで、私と同じセスナに乗っていた一人のご夫人が「私パニックになりそうだったわ~」と一言。それって私と友人の予想が大当たりって事ですか?「パニックになるならこの人でしょう!」というご婦人ですから。彼女が一番前でなくて本当に良かった…。(実は一番前でない事にがっかりしていた彼女です)
地上絵観光は待ち時間の割にはあっという間に終了です。一度バスでホテルに戻り、少し早いですが10:45ホテルでランチです。ランチまで少し時間があったのでベッドに横になりました。それだけで大夫気分も良くなり、ランチも美味しく食べられました。この時、念願の「ルクマのアイス」を食べることが出来ました。
最初の頃添乗員さんに「ルクマのアイス」がおいしいよ、と聞いていたので、ずっと楽しみにしていました。味は、果物というより栗みたいな感じかな?
ランチの後はチェックアウト、『ミラドール』へ向かいました。ナスカの町からハイウェイに沿って20㎞程北上したところに『ミラドール』(観測塔)があります。ここから見ることが出来る地上絵は『木』『手』『とかげ』です。ミラドールへ行く為にはナスカに宿泊する必要があります。ICAからセスナで地上絵を見るツアーもありますがこれだとセスナでそのままICAの町に戻ってしまうからです。
『ミラドール』はパン・アメリカン・ハイウェイの直ぐ横にあります。
ちなみにこのハイウェイは、北はアラスカから南米大陸南端フエゴ島まで走っています。残念な事に、このハイウェイが地上絵の一部を分断しているのです。
ミラドールに到着。空がとても青くきれいでした。思ったほど暑くありません。(なので脱ぐに脱げず…)観測塔の定員が10名ということなので、交代で上ります。
上へ上がると『木』と『手』が見えました。『木』は大きいので全貌はよく分かりませんでしたが、『手』はよく分かります。
それにしても高い所は気持ちが良いです。他の人も待っているので、あまり長居は出来ません。写真を撮って下へ降りました。
この後は再度7時間掛けて、来た道をひたすらリマまで戻ります。
ナスカは雨が殆ど降らないため、ナスカの家には屋根がありません。
しかし数年前、異常気象の為かナスカに大雨が降り、家の中は水浸しになってしまい、大変だったとか。
最終日とあって皆さんお疲れだったのか、帰りはひたすら爆睡でした。16:50行きと同じお土産やさんに立ち寄った時だけ元気でした。ここで買いそびれると後は空港になってしまいます。空港だとちょっと高級品になってしまうし、荷物も預けてしまうので、ここがペルーとしてはラストチャンスなのです。
バスは延々と来た道を戻ります。ペルーの景色も見納め…とは思うのですが、睡魔には勝てません。それに右側の席に座っていたので、途中まで日差しが直接当たり、暑い上に眩しいので、ずっとカーテンを閉めていました。
バスがリマ市内に入ると、道が混み始めました。時間的に渋滞のようです。レストランの予約時間に間に合うかギリギリのです。外はもう真っ暗。
18:30レストランへ到着。ツアー最後の晩餐は「金太郎」というレストランでの日本食です。ここで出た日本食はいわゆる似非ではなくちゃんとした日本食でした。
ホカホカご飯とお味噌汁、とっても美味しかったです。リマでは日本食レストランは高級レストランなのですって。
日本食を皆さんと堪能しているとき、テレビのニュースが東北で大きな地震があった事を報じました。初日イグアスに着いた時は、「秋葉原の無差別殺人事件」が報じられ、最終日は地震…留守の間、日本は大変な事になっているようです。
食事の後は昨日行けなかった『アルマス広場』へ行きました。1535年1月18日スペインの征服者フランシスコ・ピサロは、リマの中心に『アルマス広場』(現マヨール広場)とカテドラル教会を建設しました。『アルマス広場』は現在でも旧市街(セントロ地区)の中心地です。カテドラル教会にはフランシスコ・ピサロの遺体が安置されています。
この広場の周りは、大統領府・カテドラル教会・リマ市庁舎といった古い建物で囲まれています。残念ながら昼の『アルマス広場』を見ることは出来ませんでしたが、夜の景色もとてもきれいでした。
この日は金曜日だったので、カテドラル教会では結婚式を行っていました。式の後、教会の前でのセレモニーを終えて、新郎新婦が広場の中へとやってきました。
ライトアップされた大統領府、ここにあのフジモリ大統領がいたのですね…。
これで全ての観光が終了です…。私たちはバスへ戻り、一路リマ空港へ向かいました。
リマ空港はけっこう混んでおり、チェックインにかなり時間がかかりました。最初にダニエルさんが言っていたように、こちらの空港は、夜のほうが本当に混むのですね。そしてここでダニエルさんともお別れです。どのガイドさんとも本当に別れ難かった…。明日は又ナスカへ行くのだとか、大変だ~、頑張って下さい。
これから又手荷物検査と出国審査です。空港税を払うと、飛行機のチケットにシールを貼られます。手荷物検査の前に、係りの人がそれをチェックするのですが、この時係りのお兄さんに「Can you speak English ?」と声をかけられ、質問をされました。内容は、「Good night」は日本語で何と言うのか?ということ。これ普通に考えると「おやすみなさい」なのでしょうが、深夜も普通に稼動している空港で、日本人のお客に声をかけるのだとしたらこの場合「こんばんは」かな、と判断し、そう答えました。これから手荷物検査を受ける人に「おやすみなさい」は、やはりおかしいですよね。
時間がかかりましたが無事飛行機に搭乗、一路ニューヨークへ向かいます。全てのツアーが終了、ここから2日かけて帰国です。
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